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2015年、最後のBDです。 年末休みに入り心も体も余裕があったため、早朝から張りきっての発掘です(・∀・) まずは前回、不発だった大ハケから。 掘り始めは目も慣れないせいか、毎回あまり見つからない(+д+)数分経ち、勘が冴え始めてきた頃、持ち帰りたいと思える瓶がいくつか出てきました。 そうでないのも含めると大変な数の出るハケですが、一体何件のお家が当時この場に捨てていたのでしょうか・・。次回で最後と決めてるけど(ハケが無事ならの話)全て掘り返すのは無理だろうなー では、2015年締めくくりの成果。大ハケ編。 お久しぶりのプラチナインク。BD…19で発掘してますが、今回出たのは小サイズです。 こっちの方が若干古そう。 プラチナ萬年筆株式会社の創業は大正8年(1919)。昭和17年にプラチナ萬年筆株式會社を設立。万年筆を中心に筆記具などの製造、販売を行っている会社です。 プラチナ萬年筆のサイトは、企業系では珍しく?当時の資料画像がたくさんあり、見応えがありました。 プラチナインクを検索すると、ネック部分に紐とその先にリングが付いている同じ瓶を発見。このタイプは携帯用だったようです。まだ、ボールペンの使用が一般的でない時代のものだったのかも。そうすると1950年代以前のものか?底はマークと23のエンボス。 アサギ色がきれい(・∀・)エンボスはなし。 錆び錆びの蓋が付いてましたが、状態も悪いので廃棄。 白元は別の小瓶を以前に見つけてますが、改めて・・大正12年(1923)創業者・鎌田泉により、白元の前身となる鎌田商会を設立。防虫剤、防臭剤の個人製造を開始。 昭和28年(1953)、蛍光染料「白元」を発売し、ヒット商品となりました。のちに会社の看板商品となったことが、社名の由来につながったそうです。うーん・・上のは、その「白元」なんでしょか? その聞きなじみのある「白元」に社名変更したのは昭和47年(1972)。液体靴下止め「ソッ クタッチ」の発売を機に「白元」に改称しました。 脱線するけど、ソックタッチって昔からあったんですね。その存在を知ったのはルーズソックスがきっかけだったけど( ゚ ゚)遠い目 以前に小ハケから出た瓶とそっくりです。こちらはライムグリーンのような色でやはり、日に透かすときれい!首の部分にはバリが残ってます。 前面のエンボスは ―の下に右から定量 下に助六。背面は 三友合資。 戦前の瓶かな?見つけて嬉しかった一瓶(^^)これは検索しても出ず。なぞ瓶です。 日本初のビン入珈琲牛乳を製造・販売(1920年)したのはこの界隈では有名な話。 前面のエンボスは 守山文化牛乳。後ろは意匠、間にKTMと入ったマーク、登録。下に180cc入 とあります。底は4。 漂流牛乳さんのサイトを参考に見ると、この瓶は肩口に紙ラベルのあったタイプ。最初は無色透明だった容器が、戦中~戦後の物資欠乏により青味がかった瓶に変わっていったようです。沿革を見ると、1948年に栃木県那須村に那須工場新設とあるからここから流れた瓶かな?あのハケから出る瓶の年代と大体合ってるし。 もう一つ。守山商会の企業広告(昭和24年)を見ると、那須工場では練乳類やコーヒー・紅茶牛乳の製造に携わっていた様です。(尚、工場は既に閉鎖されているそう) 結論:このハケから出た瓶はコーヒーか紅茶牛乳で、戦後の製造瓶って事にしとこう。 (´ω`)きりないもんねちなみに本日、10月5日は「珈琲牛乳の日」と正式登録された日であります(2015年に)「珈琲牛乳の日」は4月20日です。(´ω`;)書き方ややこしいよね 隣の瓶はエンボスがないので製造会社は分からず。中に紫色が残っていたのでグレープジュースだったのかも。あと、透明タイプもあったようです。 透明感のあるモスグリーンと全体に気泡があって、見れば見るほど、味わいが増す瓶です。連れて帰ってよかった!
by sgxo6cc2
| 2016-10-05 21:14
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